脳内をかけめぐるような立体的で躍動感に優れた音や高速朗読を聴き、脳や脳幹を活性・刺激、そして脳力をフル稼働させます。
【 ウォーミングアップ 】【 カクテルパーティ効果 】 【 インターチェンジ効果 】【 イマジネーション 】【 エンターテイメント 】【 リラクゼーション 】の充実したラインナップ。
「聴くことに集中する意識」を働かせることが脳の血流量を上昇させ、脳皮質を活性していきます。それは記憶力や集中力、理解力など、バランスのとれた脳力向上につながります。
「社団法人感覚刺激と脳研究協会」推薦
配送料はかかりません。
以下、特許原簿に登録されております。
日本:特許第5295982号 中国:第1152881号
◎ 内容:聴覚領域の脳血流量向上装置及び該装置に用いる仮想音源
そもそも音楽療法とは?・・・・
古い昔から音楽はいろいろな場面で、われわれの生活に豊かさを与えてくれます。音楽療法の始まりは古代ギリシャの頃と言われております。 近年では、脳梗塞後のリハビリテーションで認知機能の回復や、うつ病などの心の病にもその効果があると報告され高齢者の機能回復や社会復帰に寄与できないかと研究が進んでおります。
監修 医学博士 坂田英明
脳に準備体操させるのに最適な、比較的軽めのエクササイズです。
たくさんの音の中から目的音を聞きわけるトレーニングです。音に集中して認知能力を高めましょう。最初は聴き取れなくても訓練していくうちにわかるようになるでしょう。脳のすべての神経を集中させるつもりで聴いてください。
朗読スピードを変えることによる聞き取りのトレーニングです。スピード感に慣れることで聴覚器を研ぎ澄ませましょう。 速度の速い文章を聴くことは脳にとって厳しい挑戦です。その厳しさが、脳の可能性を引き出すことにつながります。
※下部に原文があります。
音の心情風景をイメージして記憶の貯蔵庫を刺激しましょう。音が昔の記憶を呼び覚まし、脳を活性化します。
移動音による不思議な世界を楽しみながら音の方向感を養いましょう。 音の方向を集中して感じ取る訓練をすることで、脳幹を意識的に働かせることができます。
優しい音色があなたをリラックスさせてくれます。心を解きほぐして脳と聴覚の疲れを癒しましょう。自律神経のスイッチの切り替えに役立ち、脳と聴覚のリラクゼーション以外の効果も期待できます。
このCDでは、脳幹をより有効に刺激する音に加え、インターチェンジ効果(※1)やカクテルパーティ効果(※2)など、聴覚に関係する脳をさらにエクササイズできるよう製作いたしました。脳内をかけめぐるような音や立体的で躍動感に優れた音を聴き、脳や脳幹を活性・刺激、そして脳幹の力をフル稼働させます。
トレーニングの回数を重ね続けるごとに音の動きを鮮明に感じ取れてくるでしょう。それは、脳幹の働きが良くなり、活動量が上がっていることを意味します。脳幹は使えば使っただけ、磨けば磨いただけ、働きをよくします。CDは、セクションごと、効果別に構成されています。
これらを毎日すべて聴く必要はありません。それぞれのセクションから1つずつ選んで聴いてもよいし、ランダムに聴いてもよいでしょう。その日の体調や気分にあわせ、自分なりのエクササイズを進めてください。
CDを聴くときには、音の動きを脳で追いかけるように集中することが重要。これが聴覚と脳幹のエクササイズになります。なお、「リラクゼーション」のセクションだけは集中をほどき、脳をリラックスさせるつもりで聴いてください。
※1
インターチェンジ効果とは、音声言語を、段階ごとに速度を上げてゆき集中させ聴かせることで大脳を刺激します。それにより脳全体が活性化し、記憶力や集中力、理解力など、バランスのとれた脳力向上につながることです。高速の朗読を脳で追いかけるトレーニングをするうちに、通常の会話の速度がゆっくりと聞こえるようになっていく効果が期待できます。
※2
カクテルパーティ効果とは、雑音の中から聴きたいものを選んで聴く力のことです。目的の音を聴き分け拾い上げるため、聴くことに集中する意識を働かせることが脳の血流量を上昇させ、脳皮質を活性化していきます。
14)【カクテルパーティ効果】「時差のないふたつの島」朗読原文(CD収録)
片岡義男 作(1分45秒)
眠(ねむ)りから覚(さ)めて目(め)を開(ひら)くまでの時間(じかん)は、ごく短(みじか)い。二秒(にびょう)ないだろう。目(め)を覚(さ)ましたぼくは、自分(じぶん)が寝(ね)ている場所(ばしょ)の香(かお)りにあらためて気(き)づき、いつもの自分(じぶん)の 場所(ばしょ)ではないところに自分(じぶん)が眠(ねむ)っていたことを認識(にんしき)しなおした。ぼくは、目(め)を開(ひら)いた。天井(てんじょう)が見えた。見(み)なれない天井(てんじょう)のたたずまいに、部屋(へや)の香(かお)りはよく似合(にあ)っていた。香(かお)りというよりも、匂(にお)いだろうか。ベッドに違和感(いわかん)があった。なれた自分(じぶん)のベッドではなかった。あおむけになっていた体(からだ)を横(よこ)にむけつつ、ぼくは上体(じょうたい)を起(お)こした。ベッドの縁(ふち)にすわり、両足(りょうあし)をフロアに降(お)ろした。板張(いたば)りのフロアの感触(かんしょく)が、足(あし)の裏(うら)に新鮮(しんせん)だった。
【速聴】朗読の速さが、通常速度から2倍速、3倍速、4倍速、そして通常速度に戻ります。
※速度を速めることによりノイズが発生しておりますが、耳の聴こえの問題ではありません。
16)【インターチェンジ効果】「月夜とめがね」朗読原文 (CD収録)
小川未明 作(4分8秒)
町(まち)も、野(の)も、いたるところ、緑(みどり)の葉(は)につつまれているころでありました。おだやかな、月(つき)のいい晩(ばん)のことであります。しずかな町(まち)のはずれにおばあさんは住(す)んでいましたが、おばあさんは、ただひとり、窓(まど)の下(した)にすわって、針(はり)しごとをしていました。ランプの火(ひ)が、あたりを平和(へいわ)に照(て)らしていました。おばあさんは、もういい年(とし)でありましたから、目(め)がかすんで、針(はり)のめどによく糸(いと)が通(とお)らないので、ランプの火(ひ)に、いくたびも、すかしてながめたり、また、しわのよった指(ゆび)さきで、ほそい糸(いと)をよったりしていました。月(つき)の光(ひかり)は、うす青(あお)く、この世界(せかい)を照(て)らしていました。なまあたたかな水(みず)の中(なか)に、木立(こだち)も、家(いえ)も、丘(おか)も、みんなひたされたようであります。
17)【インターチェンジ効果】「ヒラメの学校」朗読原文 (CD収録)
林芙美子 作(4分29秒)
ひらめの学校(がっこう)の生徒(せいと)は、さあっと二列(にれつ)に並(なら)びました。 校長(こうちょう)先生(せんせい)が、大(おお)きい眼鏡(めがね)をかけて出(で)ていらっしゃいました。生徒(せいと)はいっせいに、平(ひら)べったい尻尾(しっぽ)をひらひらとうち振(ふ)って校長(こうちょう)先生(せんせい)をお迎(むか)えしました。校長(こうちょう)先生(せんせい)の眼鏡(めがね)はとても重(おも)いので、眼鏡(めがね)のつるに、木(き)で出来(でき)たブイがついていました。ブイが両側(りょうがわ)についているので、大(おお)きい眼鏡(めがね)はゆらゆらと、校長(こうちょう)先生(せんせい)のひくいおはなのまわりに、丁度(ちょうど)都合(つごう)よくつりあっています。海(うみ)のなかでは、食(た)べものも何(なに)も持(も)って歩(ある)くことがないのです。何(なん)でもお金(かね)と云(い)うものがいらないので、どこでも自由(じゆう)に食(た)べる事(こと)が出来(でき)ました。ひらめの生徒(せいと)の行列(ぎょうれつ)は校長(こうちょう)先生(せんせい)の後(あと)から、愉(たの)しそうに泳(およ)いでゆきました。