なるほど！深層心理で豆知識 ／ vol.27

「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか？　実は、何気ない行動やしぐさ、思わず口から出た言葉、持ち物などには、人のホンネが表れているのです。今回は、相手の好きなカラー、よく身につけている服や小物の色から、性格をチェック！　相手のことを知って、交友や人事に役立ててくださいね。

　あなたが気になる人の服やカバンは何色が多いですか？　リビングは何色で統一していますか？　色の好みは潜在意識が関係していると言います。その人が何色を好むのか、どんな色を身につけていることが多いのか、チェックできれば、性格の傾向がわかるでしょう。

　例えば、レッドは本能や情熱を表すカラー。赤い服や小物を身につけることが多い人は、勝気で強い意思を持つ人です。おとなしそうに見えても、心の中には情熱を秘めていて、決断すれば最後までやり遂げます。オレンジは、陽気さ、誇りを表します。この色を好む人は、人と積極的に関わっていくタイプで、注目を浴びることが好きなタイプです。また、野心家の反面、孤独には少々弱いようです。イエローは、太陽を象徴するカラー。快活で、自分の感じたことを、躊躇なく口に出すタイプです。子供っぽいところもありますが、人から好かれ、ムードメーカーになることも多いでしょう。

　これらの色と対照的なのは、ブルーやグリーン、ブラウンです。ブルーは、冷静、知性を表します。この色を好んで使う人は、クールで客観的な判断ができるタイプですが、温和で従順な面もあり、我を通すことはありません。手際も良く、職場でも重宝される人です。グリーンは、自然や平和を象徴するカラー。この色を身につけることが多い人は、穏やかで忍耐強く、お人好しの傾向があります。争いを嫌うため、人の間に入って、調停役を務めることもあるでしょう。

　ブラウンは、大地を象徴するカラーです。ブラウンをよく身につける人は、穏やかさや安定性があります。冒険心には欠けるものの、落ち着きや頼りがいがあるので、一緒にいると安心感を得られます。反対に、不安定さを表すカラーはパープルです。また、気高さも象徴しています。この色を好む人は、心が揺れやすく、どこか神秘的なイメージがあります。スピリチュアルな世界に惹かれる人も多く、心の中から湧き上がるインスピレーションを大事にするタイプです。

　ウエディングドレスのシンボルカラーでもあるホワイトは、純粋、変化、浄化を象徴しています。ホワイトが好きな人は、自分の感情に素直ですが、間違いを認めれば軌道修正できる人です。人の中で揉まれ、成長していくタイプとも言えるでしょう。同じ無彩色のブラックは、無意識の世界の象徴で、潜在能力を表します。困難な状況に陥っても、自力で乗り越えていくことができます。人から指図されることを嫌いますが、人が見落としがちな細部に気づくという長所もあります。

　一方、白と黒の混合色、グレーには、中和、無関心などを象徴する色です。グレーの服をよく着る人は、目立つことをあまり好まず、人に無関心な面があります。しかし、バランス感覚を持ち、周囲に上手に合わせていくことができるタイプです。

　色の特徴を頭にインプットして、相手との付き合い方を工夫したり、仕事の役割分担に応用すれば、ベターな人間関係が築けるかもしれませんね。

（文／花梨）