なるほど！深層心理で豆知識 ／ vol.18

「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか？　実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉、志向などには、ホンネが表れるのです。今回は“食事のスタイル”から、その人の深層心理に分け入ります。気になる相手をチェックして、良好な人間関係を築いていきましょう！

　季節はすっかり初夏。家でベランダ・ビールを楽しむ人も増えてきたのではないでしょうか。開放された空間での飲食は、不思議と食が進むものですよね。いずれにしても、食欲は健康の源ですし、食べ方には性格が表れやすいものです。そこで、今回は食事のスタイルにスポットを当て、深層心理に迫ってみたいと思います。

　まず、外食の場合ですが、 “幹事役”の人は、どのような視点で店を決めるでしょうか。もしも、話題の店や有名店を選ぶなら、行動力のあるブランド志向型の人です。また、批判精神がある反面、権威に弱いところもあるようです。もしも、このタイプが上司や友人の場合は、尊敬の念を示すこと、部下や後輩なら、適切な指導をすることで上手く付き合っていけるでしょう。

　反対に、店の知名度や食事内容にこだわりのない人は、人間関係で揉めることが少ないタイプ。誰とでも上手く歩調を合わせていけるので、ある意味、付き合いやすいと言えるでしょう。ただし、意見を求められるのは苦手なようです。

「外食よりパーティーにしましょう」と提案し、人を家に呼んでもてなしたがる人は、社交的で皆の中心的存在でいたい人。 “我が家”という自分のテリトリーに人を入れ、自分のペースで物事を進めたいのです。けれども、サービス精神旺盛で、統率力がありますから、このタイプを味方に付ければ頼もしいはずです。

　次は、ランチタイムの注目してみましょう。例えば、コンビニ弁当やサンドイッチなど、手軽に食べられるものを選ぶ人は、ムダを嫌い、合理的なものの考えを得意とします。カロリーメイトのような機能性食品を好んで食べる人も同様。空腹を満たしたり、栄養補給のための摂取ですから、食事という行為に重点を置きません。ただし、仕事ができるタイプに多いので、部下としては扱いやすいでしょう。

　反対に、手作り弁当持参の人や、自然食品にこだわりを持っている人は、自分に対する愛情が深いと同時に、情報にも敏感。つねにアンテナを張り巡らしているタイプです。欠点は、情報に振り回されやすく、有力者の言葉を簡単に信じてしまうところ。このタイプの話は鵜呑みせず、裏をとる必要があるでしょう（文／花梨）。