「相手の心が読めたら、もっと上手く付き合えるのに……」と思うことはありませんか? 実は、何気ないしぐさや、思わず口から出た言葉、無自覚のクセには、人のホンネが表れるものなのです。今回は“文字のクセ”から、相手の深層に分け入ります。気になる相手の文字の書き方やクセをチェックして、良好な人間関係を築いていきましょう!
オフィスに落ちていたメモを拾って、「このメモ、誰のかしら?」「山田さんのじゃない? 字に見覚えがあるわ」というような会話をしたことがありませんか?
署名のない手書きのメモから、特定の人物を割り出すことができるのは、文字にその人の特徴が現れるからです。文字の形、筆順、筆の運び、勢い、筆圧などは、個々によって微妙に違いますし、何気なく書いた文字には、本人が気づいていない、真の性格や能力などが表れます。
たとえば、大きな字を書く人は、自分に自信を持ち、物事に動じない行動的なタイプ。反対に、小さな字を書く人は、どこか気弱で、細部にこだわる慎重派でしょう。大きな文字と小さな文字が混在している場合は、一定の枠に縛られるのが苦手で、独創性に長けています。
次に形に注目を。直線的で角ばった文字を書く人は、真面目で信頼のおける人物ですが、融通性には欠けがちで、応用も苦手な様子。反対に、丸みのある字を書く人は、柔軟で、人の心を読むことも得意でしょう。ただし極端な丸文字は、子供っぽさが抜けていない証拠。無邪気で憎めませんが、自己中心的な面があるようです。
文字の撥(は)ねについては、しっかり撥ねる人は頑張り屋で責任感が強いでしょう。軽く撥ねる人は、無理をせず、障害や困難を上手に避けて通る要領の良さがあるようです。また、払いについては、長めに書く癖のある人は、おとなしそうに見えて、案外、自己主張の激しい人です。特に、右の払いが長いと、取り組んでいることに没頭する傾向が。なお、左右共に払いが短い人は、感情より理性が優先し、割り切ったものの考え方ができるタイプでしょう。
筆圧に関しては、強いほど意志が強く、自分の世界を持っている人です。反面、人付き合いは得意ではないかも。逆に、筆圧が弱い人は、意志が弱く流されやすい傾向がありますが、社交術には優れているようです。
もしも、あなたが人事で迷ったり、人間関係で悩むときは、相手の筆跡を調べて判断材料に加えてみてはいかがでしょうか。人事の場合は、経理のように正確性を問う仕事なら、直線的で角ばった小さめの文字を書く人、企画力を問うなら、程良い筆圧で、大小混在した丸みのある文字を書く人を抜擢……といった具合です。最初は、不適合とか、反りが合わないと思った相手が、案外、力になってくれるかもしれませんよ。
(文/花梨)
◎気になるあの人の心をリーディング!
vol.16 座席の選び方でわかるあの人の性格
vol.15 褒め上手のあの人が、恋人のあなたに期待していることとは?
vol.14 親密度をアップさせるためのポジションはレフト
vol.13 アルコールの力で本音や欲求がバレバレに!
vol.12 相手の言葉を繰り返しながら会話をする人の本心は?
vol.11 派手な服装をする人は意外にも……。ファッションで本音を知る
vol.10 好むペットで分かってしまう、あの人の心の奥底
vol.9 実は自己中、実は小心。言葉グセには本性が隠されている?
vol.8 歩き方を見れば相手の性格や力量がわかる!?
vol.7 声のトーンに隠された、あなたへの気持ち
vol.6 あの人の話は眉唾。瞬時にウソを見破ることはできる?
vol.5 初対面の相手は、自分に好感を持ってくれている?
vol.4 別れ際に見せるあの人の態度から気持ちが分かる?
vol.3 上司に腕組みをされたとき、あなたならどうする?
vol.2 いつも笑顔のあの人の心の内には……?
vol.1 恋するあの人は、私のことをどう思っているの?